統計 幾何分布
幾何分布とは
幾何分布とは、確率のベルヌーイ試行を繰り返し行って、
初めて成功するまでの試行回数を確率変数とする確率分布のこと。
幾何分布の確率は、次のようになる。
これの導出は次の通り。
1回目,2回目,…,回目まで「失敗」し続ける確率は、 となる。
k回目でようやく「成功」するので、これにを乗算して、幾何分布の確率が求まる。
1回目,2回目,…,回目まで「失敗」し続ける確率は、 となる。
k回目でようやく「成功」するので、これにを乗算して、幾何分布の確率が求まる。
幾何分布の期待値・分散
幾何分布の期待値と、分散は、次のようになる。
期待値の導出は次の通り。
但し、最後の式変形で、下記の式①を用いた。
分散の導出は次の通り。
但し、最後の式変形で、下記の式②を用いた。
次の恒等式 を、で1回微分したものと、2回微分したものは、次になる。 この2つにそれぞれを代入すると、次になる。
但し、最後の式変形で、下記の式①を用いた。
分散の導出は次の通り。
但し、最後の式変形で、下記の式②を用いた。
次の恒等式 を、で1回微分したものと、2回微分したものは、次になる。 この2つにそれぞれを代入すると、次になる。
幾何分布の様子
幾何分布の確率分布は、パラメータを変化させて比較すると次のようになる。