Windowsバッチ はじめに
バッチファイルのひな形
バッチファイルを作成するときに、いつも記述する処理は次の通り。
@echo off setlocal enabledelayedexpansion pushd "%~dp0" rem ここに実行したい処理を記述。 popd pause exit
remは、コメント行。
1行目。@echo offは、実行コマンドの表示を全面的にOFF。
2行目。setlocal enabledelayedexpansionは、遅延環境変数の展開を有効化。
3行目。pushd "%~dp0"は、batファイルのパスをカレントディレクトリに設定。
この間に実行したい処理を記述。
7行目。popdは、カレントディレクトリを元に戻す。
3行目と7行目の記述は、他のバッチから呼ばれた場合を考慮したもの。
8行目。pauseは、"続行するには何かキーを押してください . . ."と表示して、何かキーを押すまで待機。
9行目。exitは、バッチ終了。
コメントアウト
rem又は:(コロン)を使うと、その行はコメントアウトできる。
remの直後には、必ずスペースを入れるようにすること。
@echo off rem コメントアウト成功 remコメントアウト失敗 : コメントアウト成功 :コメントアウト成功 pause exit
一行が長い場合に、改行する方法
バッチファイルの1行が長くて見づらい場合、^(キャレット)を使うと改行できる。
echo あいうえお かきくけこ さしすせそ echo あいうえお^ かきくけこ^ さしすせそ
あいうえお かきくけこ さしすせそ あいうえお かきくけこ さしすせそ
1行目と、3~5行目は、同じ処理になる。
ヘルプ
コマンドのヘルプを見たい場合、[コマンド] /?でヘルプ参照できる。
例えば、コマンドechoのヘルプを見たい場合、次のようにする。
echo /?